ガイド

気象庁オープンデータ完全ガイド — どんなデータがあって、どう取るか

気象庁が公開しているデータは膨大です。アメダスのリアルタイム観測値、過去100年の月別気温、桜開花日、台風経路、数値予報GPV——どこに何があり、どう取得し、どう引用すればいいのかをまとめます。気象データを使ったブログ・研究・自由研究を始める方向けの実践ガイドです。

気象庁オープンデータの全体像

気象庁の公開データは、大きく次の3カテゴリに分かれます。

1. 観測データ

2. 予測・予報データ

3. 防災・その他データ

主要な取得方法

方法1: 過去の気象データ検索(Web UI)

個別の観測地点・期間を指定して、月別・年別・日別の気象データを表示できます。手動でブラウザから確認するのに最適です。

URL: https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/index.php

方法2: 過去の気象データ・ダウンロード(CSV)

取得したい地点・期間・データ種類をWebフォームで選択し、CSVファイルとしてダウンロードできます。自動化ツール等による過度のアクセスは控えるよう気象庁から要請されているため、研究用途等で大量取得する場合は注意が必要です。

URL: https://www.data.jma.go.jp/risk/obsdl/

方法3: 天気予報JSON(API的利用)

2021年の気象庁Webサイトリニューアル以降、天気予報情報がJSON形式で取得できるようになりました。APIキー・登録不要で、フリーで利用できます。

例: 東京の予報JSON

https://www.jma.go.jp/bosai/forecast/data/forecast/130000.json

方法4: 気象データ高度利用ポータルサイト

業務・研究用途向けに、まとまったデータセットを取得するための窓口です。XML電文、数値予報GPVなど、より高度なデータはこちらから案内されています。

URL: https://www.data.jma.go.jp/developer/

データ形式の整理

形式 主な用途 取得難易度
CSV 過去気象データ、表計算ソフトでの集計
JSON 天気予報、Webアプリでの利用
XML 気象庁防災情報XML電文
シェープファイル 予報区GISデータ、地図ソフトでの利用
GPV/GRIB2 数値予報、専門的気象解析

引用・出典表記のマナー

気象庁のデータを記事や論文・プレゼン資料で使用する際は、出典の明記が必要です。気象庁のサイトでは「政府標準利用規約に準じた公開」とされており、出典明記により誰でも利用できます。

当サイトでは以下の表記を採用しています。

出典: 気象庁「過去の気象データ検索

個別のデータページがある場合は、トップページではなくそのデータページのURLを明記するのが親切です。読者が出典を辿って再検証できることが、データを使った記事の信頼性の土台になります。

利用上の留意事項

気象データを使ったコンテンツの例

気象庁の公開データだけで、以下のようなコンテンツが作れます。当サイトでも各テーマで記事を書いています。

まとめ

気象庁のオープンデータは、APIキー不要・無料・誰でも利用可能な極めて使いやすい公的データです。CSV・JSON・XML・シェープファイルなど多様な形式で提供されており、自由研究から専門研究まで幅広く活用できます。引用時は出典の明記をお忘れなく。